かわもとまり
川元真理 さん
40代 千葉県 主婦

私は、2014年2月に初めてグループ講習会に参加してから、トレーナー養成コースに進み、今回は1日目だけですが、5回目の参加でした。
今回は、総勢30名ほどの皆さんが参加され、遠くは福岡、名古屋の方もいらっしゃいましたが、関東圏の方が多かったようです。

参加したきっかけとしては、体に痛みを抱えていて、医師に手術を勧められたけれど他に何か良い方法は無いかインターネットで検索していて辿りついたという方、セラピーを8回コース終了して、今後どうしようかと考えていたという方、エゴスキューがテレビで紹介された番組を見てという方も数人いらっしゃいました。また、ヨガなどをある程度やっているが、自分の痛みで悩んでいて効果のある方法を知りたくて、という方もいらっしゃいました。自分もそうでしたが、何らかの痛みや身体の不都合を抱えていて何とかしたい方が多いと思いました。

グループ講習は、2日間ありますが、痛い人でも自分のペースで参加できるので、この日、少し体調の良くなかった私も安心して参加できました。

1日目に痛み解消のエクササイズを体験し、2日目には、理想の姿勢の見方と、ゆがみの見方、そのゆがみ解消エクササイズを体験します。

1日目は、講義やエクササイズをいろいろと体験する以外に、参加者の自己紹介の時間があり、痛みで悩んでいた皆さんの改善の体験談を聞くと勇気がもらえます。中には70代の方もいらっしゃり、その方が改善に向けて前向きにがんばっている様子を聞くと感動で胸がいっぱいになります。

例えば、講師の水野さんが、痛みがあると話された方に「今、どこにどんな痛みがありますか?」と聞いていました。そのうえで、痛みは抽象的なもので、お医者様でも、治療院の先生でもその痛みをわかる人はいない、分かるのは自分だけなんです。そして自分でも変化がわかるように数値化すると良いです。と話していて、どのような痛みなのかを自分で感じ、言葉でも表現することで、自分で理解できることにつながると思いました。

毎回そうですが、講師の荒さんと水野さんと参加者との会話は、参加者に答えを伝えるだけでなく、参加者本人が自分で考えて、何が問題なのかなどを気づくきっかけ、また周りの皆にも考える機会を与えてくれている大切な時間となっていました。

例えば、荒さんの講義の中では、理想の姿勢についての説明で、建物を例に出して話すのですが、建物の柱はなぜ、垂直なんでしょうか?とか、肩の関節が他の関節と違うところは?などの問いかけがあり各自で考えます。そのため答えを言った方も聞いている人も記憶に残ります。

エクササイズ体験のあとの感想を参加者同士で話す時間もあるのですが、講師から「ここでは自分の気持ちを素直に表現してもいいです。格好つけなくていいです」と言ってもらうことで、皆さん自然に自分の気持ちを話し、すぐに仲良くなっていきます。休憩時間などは、参加者同士の会話も盛り上がっています。

他に今回は、12月のグループ講習特典の、冬対策のエゴスキューがとても参考になりました。自分は冷え症で寒がりなので、タワー(エゴスキューのエクササイズの1つ)をする時など毛布を2枚かぶっても寒がってやっていました。エアコンで部屋中を暖めてやるしかないと思っていましたが、電気毛布という良い方法を教えていただき、心地よくできてうれしいです。筋肉がスルメのように固く縮まないように我慢せず、楽しくほっこりやりたいです。ここでも、水野さんから、姿勢が前かがみ、縮こまるとどうなると思いますか?という問いかけがあり、ウーンと皆考えました。呼吸しにくくなる、内臓を圧迫する→血流が悪くなる。逆に、胸が開いて呼吸しやすくなると身体が温かくなるとしたら、なぜかわかりますか?との問いかけで、燃焼する時には酸素が必要、筋肉を動かして酸素をたくさん取り入れることで温かくなる。とジグソーパズルのように少しずつ疑問が解けていく感じで理解できました。

先ほども書きましたが、実はこの日、自分の体調も悪く頭痛があって、朝出掛けるのもおっくうだったのですが、ちょうど頭痛にぴったりのEサイズ、スタテックバックプルオーバーズの紹介があり、なぜ、頭痛に効果的なのかという点も理解できました。そして、お昼に近づいた頃には痛みが気にならなくなるほどに回復し、午後にはすっかり良くなりました。

前かがみ姿勢になっていてふらつき感があった年配の方も、水野さんが少し個別にEサイズ指導をしていて、だいぶまっすぐに改善していました。その方に合ったEサイズをちゃんとやると、こんな短時間でも変わる事実に驚きました。

自分が初めて受けた時を思い出してもそうですが、Eサイズを一生懸命見よう見まねでやっている時は、このやり方で良いのか悪いのか不安なものですが、状態をみて講師の方に声をかけていただけるととても安心でうれしいものです。

自分も人に教える時には、その点に特に配慮して、お一人お一人に声をかけるようにしたいと思いました。

トレーナー養成コースの受講生は、再受講で何度も学ぶことができます。毎回、朝始まる時に、講師の水野さんからワンポイントレッスンがあります。「再受講なので講師の講習の進め方や、参加者の姿勢、その他の変化に注目してみて」「はじめてのお客さん達が一人で困っていないように気がついたらフォローをお願いします」などの話があり、自分の焦点を皆さん全体に向ける助けになりました。また、講師として人前に出る時に緊張しない方法や、気分が滅入っているときに、すぐに元気になる方法として、自分が好きな、テンションの上がる音楽を集めておいて聴くのも良いよと教えてもらい、気分を変えるツールを幾つか持って、普段から使えるように準備しておこうと思いました。

水野さんや荒さんのように、考えさせる問いかけと、ひとりひとりへの声かけをして、エゴスキューを楽しんで理解していただけるよう、引き続き学んでいきたいと思います。講習会に参加できて感謝です。ありがとうございました!