片山 久美子さん(60代、和歌山県)

のど元過ぎれば・・・

私は、自分が興味を持ったことには、寝ることも食べることさえも忘れて夢中になるけれど、毎日、少しずつ、こつこつとやるというのは、どうも苦手です。小学生の頃から、毎年の夏休みの宿題は、明日から2学期と言う前の日に大慌てでやっていました。そんな私ですから、エゴスキューの体操もすぐに飽きてしまって続かないのが悩みでした。

私は、これまで歩けないほどの腰痛、起き上がれないほどの左腕の痛み、寝ていても痛い股関節痛等を経験しましたが、そのたびにエゴスキューの体操をすることで治してきました。だからエゴスキューの効果、素晴らしさは十分わかっているつもりです。

けれども、「のど元過ぎれば熱さ忘れる」のことわざにあるように、痛みが治まるとエゴスキューの体操をするのがめんどうになり、つい目の前のことを優先し、いつの間にか全くしなくなるという日々を繰り返していました。すると、必ず、また体のどこかが痛み出すのです。

まだま元気に働きたい!!

私は心理士として働いていますが、心理士の仕事はほとんど座ったままです。しかも移動手段としては車が必須の地方に住んでいるため、気がついたらほとんど歩かない生活をしていました。

特に、このコロナ禍で、ほとんどの会議や研修はオンラインでされるようになり、パソコンの前に座る時間もだんだん長くなってきました。そうすると、体がじわじわと痛み出すのです。

これは何とかしなくてはいけない。私はまだまだ元気に働きたい。という思いが強く湧いてきました。

再開のきっかけは・・?

そんな時受けたエゴスキューのグループ講習が私の目を開かせました。

「一生痛みのない体は手にはいりませんよ。一生メンテナンスを続けていくのです」「筋肉は、使わないとどんどん衰えていくのです」等の講師の言葉に、「はっ」としました。

そういえば、曲りなりにもエゴスキューの体操をしている時は、体が楽だけど、だんだんやらない日が続いて来ると、いつの間にか体の痛みが出てくるのです。「筋肉は、動かさないと固まってしまう」ということを私は身をもって体験していました。

痛みが取れたらそれで終わりではなく、それを維持するために、また日々の生活での歪みを元に戻すために、ずっと体操をし続けなければいけないのだというこの当たり前のことにグループ講習会では気づかせていただきました。

そして、グループ講習に参加したときに知った仲間の存在も大きな力となりました。
「みんな、頑張ってるんだ。一人じゃないんだ」という思いは、強いモチベーションを維持してくれます。

そしてもう一つ、私がエゴスキューを続けられないのは、何よりその優先順序が低いからです。他にやらなければいけないこと、やりたいことがあれば、ついそっちを優先してしまい、エゴスキューは後回しになってしまうのです。

では、優先順序が高くなるようにするにはどうすればいいのだろうと考えました。

そして、決意!

「そうだ、エゴスキューのトレーナーになろう。エゴスキューのトレーナーになって体操教室を開くようになると、手を抜く言い訳ができなくなる。」こんな不純な動機からトレーナー試験を受験しました。

でも、幸い私がトレーナー資格を取得したことを知ると、教えてほしいという人が想像以上に多くいることも知りました。

私は、今後、地域でエゴスキューの体操教室を開き、エゴスキュー仲間を作り、そのために自分が率先してエゴスキューができるように、優先順序を上げ、エゴスキューを日々の生活の中に組み入れていきたいと考えています。

私流、継続の秘訣

最後に、続けることが苦手な私でも、エゴスキューが続けられるようになった秘訣を紹介します。

・どうしても嫌な時はしない。しない自分も認める。

・でもそれが3日以上続くときは要注意。

・4日目には、一つだけ体操をする。特に寝たままでできるスタティック・バックがお勧め。
その後、まだ余裕があるなら、スタティック・バックの姿勢のままできる体操をいくつかする。

・好きな音楽を聴きながらする。

すると、不思議。またちゃんとやってみようという気持ちが湧いてくるのです。

エゴスキューが楽しみのひとつに♪

また、エゴスキューをやり続けると、歪んでいた体がメリメリっと音を立てて治っていく気持ちよさを味わえるようにもなってきました。「これが体の声を聞く」ということかなんて思うと、あんなに続けるのが嫌だったエゴスキューが私の楽しみの一つになっています。
   
   

※個人の感想であり、効果効能を保証するものではありません

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