俵谷裕子(たわらやゆうこ)さん (62歳、秋田県)

   
今から10年前、私は坐骨神経痛で3mも歩けなくなり、車の助手席に座るのもつらい状態で一生車イス生活を覚悟しました。その当時は痛みで寝ることもつらく、うんうん唸っている声を聞いた息子が、飼っている犬がどうかしたのかと勘違いする位でした。

体験会に参加後、個人セラピーを開始。1年半後には・・・

そんな時に長年の変形性股関節症をエゴスキューで改善した認定セラピスト(※1)の佐藤幸子さんの体験会に参加。“自分で治せる!”と感じて個人セラピーを受け、同時に東京でのグループ講習にも参加し始めました。

そして、1年半後には痛みが全くなくなり、くの字に曲がって伸びなかった腰もシャンと伸びるようになりました。東京への移動は、毎回夜行バスで8時間のとんぼ返りですが全く平気になりました。

(※1)認定セラピスト・・・エゴスキュー・ジャパン認定セラピスト。

エゴスキューで家族との思い出作りも

何をやっても治らなかった腰の痛みとゆがみがエゴスキューで治った私を見て、神奈川に住んでいる子どもたちも学び始め、エゴスキューのもうひとつの運動であるパッチフィットネスのイベントには毎回家族全員で参加。80歳を過ぎた母も孫たちに会えるのを楽しみに参加し、エゴスキューがバラバラに住んでいる家族が集まる場になり、かけがえのない思い出を作ってくれました。

エゴスキューと出会って10年、学んだことを伝える立場に☆

そして5年前、家族の柱だった夫が急逝し、母と父も続けて看取り、「さて、これから自分に何ができるのか・・・」と考えた時に、「高齢になっても自分の事が自分でできることが何より」と思い、数年参加できなかったエゴスキューの講習会に再び参加しました。

わずかな参加費で受けられる再参加制度のお陰で何度も参加できたことで、エゴスキューの効果と楽しさをますます感じて、「周りの人にも伝えられるようになりたい!」と、認定トレーナーの資格を取り、2016年末から地元、秋田でグループワーク(エゴスキューの体操教室)を始めています。

グループワークでは・・・

グループワークにはいろんな方が参加します。先日は、4人のうち一人はひざが痛く、一人は腰と脇腹がすごく痛く動くのがやっとだったので、物足りないくらい回数を少なく、ゆっくりエクササイズを行ったところ、ひざが痛かった人は、気づかずにひざをついて座っていて、腰が痛かった人は「痛くて食欲もなかったけど今晩は食べられそう」と満面の笑顔を見せてくれました。

エゴスキューのエクササイズは、今できるところから「無理せず、人と比べず、自分のペースで」を繰り返すことで十分に効果があることを、伝えつつ、学んでいます。

出会って10年、いつの間にか痛みや不安から自由になっていて、学んだことを伝える立場になって、驚くほど輝く笑顔に出会えて、とても不思議で嬉しい毎日を過ごしています!

今年も無農薬玄米味噌作り!

また最近では、エゴスキューの他にも、手作りの無農薬玄米味噌を越山雅代さん(※2)が美味しいと喜んでくださり、仲間の皆さんに紹介してくださったお陰で自信がつき、今年も張り切って仕込み準備をしました。

味噌づくりの仲間の畑にて、農薬を使わないため除草も手作業でやっています(左写真)。そして、玄米みそをベースにした商品が、みなさんに好評のため販売もはじめました。(右写真)

(※2)越山雅代さん・・・エゴスキューを日本に伝えてくれた人。ロングセラーズ刊『痛み解消メソッド・驚異のエゴスキュー』監修・翻訳者。