私は出産後、急に体重が増え、慣れない育児も加わり、腰への負担が増えて椎間板ヘルニアになってしまいました。
そして夜も眠れぬ激痛に耐えられなくなり、30歳の時に手術しました。その後も坐骨神経痛を繰り返し、43歳で椎間板ヘルニアが再発してまた手術。さらに45歳で半月板損傷により右膝の手術をしました。
「走れるようになる」と言われた膝の手術でしたが、一歩歩くたびにつれるような痛みが残っていました。そんなわけで腰や膝に痛みがありましたが、『もう一度普通に歩けるようになりたい』という思いは消えませんでした。
しかし二度と手術はしたくなかったので、整形外科に置いてある、腰痛体操や膝の筋力アップ体操のパンフレットを持ち帰ってきては家でやっていましたが、動かすと痛みが強くなり、怖くて自分一人では体操に取り組めませんでした。
そんな時、あるテレビ番組で、某有名女優さんが、「80歳になっても90歳になっても筋肉を鍛える(再教育する)ことができるという『エゴスキュー』にはまっている」と話しているのを聞いて、『これだ!』と思い、エゴスキューにかけてみることにしました。
マシーンを使わず自分の体一つで無理なくできるという点にも興味が湧きました。
個人セラピーでは、自分の体のゆがみについて教えていただきました。ゆがみ改善の体操は難しいものではありませんでしたが、はじめは体を動かすことにより腰や膝に違和感があり、怖くて一日置きにメニューをしていました。すると、だんだん体が慣れてきて毎朝晩に体操ができるようになりました。
2ヵ月続けたあたりで、歩幅が広くなってきて、階段を手摺りにつかまらずに足を左右に出して上ることができ、家族からも歩くスピードがアップしたと言われました。まだ、膝の痛みは続いていますが、2年ぶりに友達とランチに出かけることができました。腰の調子も落ち着いていて、今のところ坐骨神経痛の再発はありません。体調不良で7月に退職を余儀無くされましたが、何とか膝の痛みを克服して復職することが私の最大の目標です。
痛みを抱えた皆さん、手術に頼らず自分の筋肉の再生能力を信じてみて下さい。
何かに取り組むか取り組まないかは自分の意思一つで決まります。
健康で長生きするために、一緒に頑張りましょう!