今から14年前、臀部に激痛が走り、その一年後再び痛みがあり、両股関節先天性臼蓋形成不全(りょうこかんせつせんてんせいきゅうがいけいせいふぜん・大腿骨を支える臼蓋と呼ばれる箇所の形状が生まれつき不完全なため、股関節の痛みを起こす)と診断されました。
スポーツ整形外科で超音波や電気治療、理学療法士によるストレッチや筋トレの指導を受けましたが、痛みのない時はストレッチや筋トレが習慣付かず、痛くなったらやってみるという感じでした。
そんな折、エゴスキューに体験者の声を寄せておられる方を通じて、エゴスキューを知りました。
2015年2月末日に名古屋のスタジオで個人セラピーを受けてから本日まで、Eサイズを一日も欠かさず実施しています。現在は8回コースを終え、メンテナンスコースを受けています。(※Eサイズは、エゴスキューのエクササイズのことです。)
ここ数年はちょっとした山道を歩いたり、ロードバイクで100キロ以上走ったりすると、その数日後に膝や足首に疼痛(とうつう)が走るようになっていました。しかもじっとしている時に痛みが襲ってきていました。また、愛犬の散歩も苦痛で、一昨年の今ごろは重い脚と体でゆっくり歩いていたことを思い出します。
そのため、必要以上に歩かない、走るのは厳禁、階段を下りるのもNG、重いものを持たないなど、股関節を長持ちさせるために気を付けることがたくさんありました。正直、「先天性」という病名やネットの情報で母を恨んだこともありましたが、間違いでした。
エゴスキューで筋肉を機能的にすれば私の股関節には何の問題もないのです。
今は、脚が痛かったり体が重たかったりしたことが嘘のような毎日です。このごろは、主人が「私にずいぶん歩かされる」とぼやくほど。また、エゴスキューを始めてから半年後には徳島の剣山に行くことができ、さらに、2年前には登れなかったロッククライミングに、今年は登ることができました。自分でもびっくりです。
大好きなキャンプや山歩きなど、なんでも楽しめるようになりました。
そして足が痛くなっても自分で治せます。また、マラソンも始めるべくまずは道具から揃えています。
今、この体験談を読んでいる方には、とにかくやってみて欲しいです。診断名に縛られて、レントゲン写真を見せられて落ち込まずに自分を信じて欲しいです。
エゴスキューは毎日やるのが必須ですが、私自身も絶対無理だと思っていました。でも股関節の痛みのせいであれもできない、これもできないなんて悔しすぎます。
今よりもっと楽しい人生を送るために、一歩を踏み出してほしいです。
8回コースの後メンテナンスコースに進むことにしました。メンテナンスコースを終えてこれまでを振り返ると色々な事を思い出します。
初めてのセラピーでEサイズを毎日する事を、担当してくれたセラピストに決して約束することが出来なかったこと。結果的にはその時から今日まで一日たりとも欠かしたことはありませんが。
少しずつ歩ける距離が伸びてきて、多い日には気が付くと4万歩を超えていたこと。毎週のように山歩きが出来るようになったこと。歩きすぎて足や股関節が痛くなることがあっても、エゴスキューメソッドと自分の体は自分で治すという事を信じて乗り越えて来た(乗り越えている)こと。
それから、エゴスキューメソッドに出会うまで、睡眠導入剤を服用していましたが、Eサイズをすることで痛みが軽減していくとともに、体を動かすことが楽しくなり、眠るための薬が必要ではなくなりました。
そして、最近、テニススクールに通い始めました。今から15年ほど前に股関節の臼蓋形成不全だと言われた事が嘘のようです。あの時に諦めたスポーツをする事ができるようになるとは。しかも、したくても出来なかった未経験のスポーツに挑戦したい気持ちになるとは思いませんでした。これからも毎日Eサイズを続け、幾つになっても進化していく自分の体を楽しんでいきたいです。