大野浩さん (55歳、兵庫県)
   

ohonohiroshisan13 ohonohiroshisan10 ohonohirosisan12

   

私は39歳でマラソンを始め、フルマラソン42回完走という実績があるのですが、40代半ば頃からたびたび故障に見舞われるようになりました。

ふくらはぎの肉離れ3回、足首骨折、足首捻挫・・・。しかも負傷するのは、いつも左足です。

2013年3月には、腰の右側に痛みを覚え急激に症状が悪化。寝返りがうてず、朝起き上がるのに20分もかかり、100メートルも歩けば右足全体がしびれ、その場にしゃがみこみ、5分以上立っていられなくなるなど、不調をきわめていました。

整形外科では第4・第5腰椎分離すべり症と診断されましたが、ステロイド注射が効かず、鎮痛剤を内服するのみでした。整体2ヶ所、中国鍼(はり)も試しましたが、腰痛と足のしびれは全く改善せず、結局、中止することに。

そんなある日、雑誌に掲載されていた「エゴスキュー体操」を試したところ、痛みが軽くなったような気がしました。

名古屋スタジオに電話すると「個人セラピーをお勧めします。」と言われ、私はその言葉を信じて、2013年7月に初めてセラピーに臨みました。

ohonohiroshisan11

「1年後にフルマラソン復帰」「故障のないランナー」という目標を立て、結果・・・セラピーは魔法ではなかった。体験談のように一瞬では治らずEーサイズは痛い。ましになったと思っても帰りの新幹線では痛い。それでも自宅ではEーサイズを毎日欠かさず実行しました。

(※E-サイズとは、エゴスキューのエクササイズのことです。)

すると・・・

セラピーを開始して2ヵ月後、同僚から「少し腰が高くなったね」と言われ、セラピーを開始して3ヵ月後の6回目のセラピーでは、初めて痛みを感じず、いつの間にか長い距離を歩けるように。

痛む時にはいつでもどこでもE-サイズ。

主治医もビックリ!

そして、セラピー開始から10ヵ月後の2014年5月には、整形外科でMRIの画像を見た主治医が驚きの声をあげました。

「おおっ、腰椎のすべりが元に戻りましたね!」

2014年,2015年の北海道マラソンでは・・・

そうして、セラピー開始から1年後の2014年8月。当初目標に掲げていた通りに、北海道マラソンにエントリーし、約2年ぶりにフルマラソン復帰を果たしました。途中、足腰に違和感が出たらショルダーロールズ(肩を回すEーサイズ)。すると、違和感がなくなっていく。

何度も両肩を回しながら身体と対話を繰り返し行い、42,195キロ完走。

そして更に1年後、2015年の8月の北海道マラソンもE-サイズで腰痛をかわし、4時間22分50秒、前年より15分早くゴールしました。

記録は平凡ですが、この2年間故障なし。

これからも自分と対話しながら息長くマラソンを楽しみたいと思います。

また、ふくらはぎが細くなり、長時間走っても筋肉がつらなくなったことに気付きました。セラピストから「体幹を上手に使えるようになったのでしょう」と言われ、2015年9月の写真には、セラピーを開始した2年前とは別人のようにまっすぐ立つ私の姿がありました。

ohonohiroshisan15

現在、個人セラピーに通って2年になります。軽い腰痛は今も断続的にやってきますが、E-サイズをすると落ち着きます。痛みは不調を知らせる身体からのメッセージ。薬でごまかすのではなく、身体の声を聴き良い姿勢をとれば、痛みは和らぎ快適に過ごすことができます。

痛みに支配されるのではなく、痛みを利用し自己をマネジメントする。エゴスキューは新たな人生を切り拓いてくれました。