南の風さん(68歳、高知県)
3年前の3月初旬のことです。毎日の日課になっていたウオーキングに出かけたところ、途中で左足の付け根に今まで感じたことのない違和感が生じました。
その日は短めに切り上げて帰ってきたのですが、翌日からその違和感は消えることなく少しずつ痛みとなって大きくなっていきました。
もうすぐ桜が咲くという季節で、毎年近所の桜並木の満開の花の下を歩くのが楽しみだったのですが、とうとう桜を見ながら歩くのをあきらめなくてはならなくなりました。痛みのために長く歩くことがむずかしくなったのです。
夫の勧めで夫が通っていた整体院に、ほぼ毎日のように通いました。それ以上痛みがひどくなることはなかったものの、改善されるということもなく数か月がたち、ひとまず治療は終わりと告げられました。
その後は、評判の良い整形外科を探して通院を始めました。ドクターからは脊柱管狭窄症と告げられ、毎日2、3時間を通院と治療に費やしましたが、一向に改善に向かう気配はありませんでした。
そんな時に届いた、雅代メソッドのニュースレターでエゴスキューの体験談を読み、DVDブックが出版されたことも知り購入しました。
届いた本とDVDを参考に紹介されていたEサイズ(エゴスキューのエクササイズ)をやってみました。
2、3日で効果があるように感じたのと、掲載されていた体験談を読ませていただいて、こんなにひどい状態だった方でもエゴスキューで楽になることができたのだから、私もきっと楽になれるに違いないと思い、夫に相談してすぐに電話で個人セラピーを申し込みました。
初めての個人セラピーの日は、羽田についてから当時渋谷にあったスタジオまでの道のりがとても遠く感じられました。歩いては休み、体をかがめたり伸ばしたりしながらやっとの思いでたどり着きましたが、終わって帰るときには歩くのがずいぶん楽になっていました。
エゴスキューの手ごたえを感じたので、それからは毎日欠かさずにメニューを行いました。セラピー3回目の頃にはずいぶん楽になっており、空港からスタジオへもほぼ普通に行けるようになっていました。
8回のセラピーが終わるころには、体のゆがみが見違えるように改善されましたが、まだ十分とは思えなかったので、8回コースのあと、さらにメンテナンスコースを申し込みました。
エゴスキューを始め約1年半、今年は念願だった満開の桜並木の下を友人と一緒に歩くことができて本当にうれしかったです。
今ではあれほど痛みに苦しんだ時があったことが嘘のように毎日を過ごすことができ、エゴスキューに出会えたことを感謝しています。
エゴスキューを始めて半年くらいたったころ、左目の視力が極端に落ちているのがわかって手術を受けることになりました。
手術前にドクターから、術後10日間くらいはずっとうつぶせの姿勢で過ごさなくてはならず、ほとんどの人が腰痛になると言われました。せっかくエゴスキューをやって楽になってきたのにまた元の状態に戻るのが嫌で、手術前のセラピーで顔を下に向けたままでもできるEサイズをいくつか提案していただき、入院中も病室で毎日やりました。
そのおかげで腰痛に悩まされることなく無事退院できました。
エゴスキューのいいところは、無理をすることなく、楽に自分で自分の体のメンテナンスができることです。
同じ姿勢を長時間続けたり、ストレスを感じることがあったりすると痛みが出てくることがありますが、タワーをするとすぐに楽になります。
毎日続けさえすれば、病院や誰かに頼ることなく自分で自分の体を痛みから解放することができるエゴスキューは一生の宝です。