25年前、私は妊娠・出産をきっかけに、変形性股関節症になりました。
もともと股関節の形状が悪かった上に、妊娠による体重増加が負担になったようです。
産後すぐ、赤ちゃんを抱っこするだけで激痛に襲われるようになりました。
それからは、イスに座らないと料理ができなくなったり、
仕事でも思うように動けなくなったりして、生活に支障が出るようになったのです。
そして11年前の冬、とうとう最初の一歩を踏み出すことさえも、
とても大変になってしまったのです。
「これは大変なことになった」と、家族に伴われて病院に行ったころ、
やはり医師から宣告されたのは手術でした。
股関節の手術には大きく分けて2種類あります。
それは人工関節を入れる人工股関節置換術と、
関節を温存する骨切り術です。
私は後者を選択することになりました。
手術は無事に成功しましたが、術後のリハビリが思うように進みません。
プールに行ったり、整体やマッサージに通ったり、
機能回復に良いと言われることは何でもしました。
しかし、どれも根本的な痛みの解消には結びつかなかったのです。
それどころか、手術をしていない側の股関節も痛くなり、
おまけにひざ痛や腰痛まで・・・・。
私はいつの間にか、つえや歩行補助器が手放せなくなってしまいました。
そんな状況のとき、エゴスキューを知ったのです。
エゴスキューを初めてやってみたとき、私は自分の痛みの謎が解けました。
股関節が悪いのに、腰痛や膝までも痛くなったり、
手術したのに、筋肉が痛んだりした理由は
体のゆがみと機能できない股関節をかばおうとして
他の部位をがんばりすぎていたからだったのです。
そして、エゴスキューのエクササイズを家事の合間に
1日30~40分続けたところ、わずか一ヶ月で股関節痛が消えたのです。
すると、腰痛やひざ痛も、潮が引くように消失。
2ヶ月後には、それまで片時も手放すことができなかったつえが取れたのです。
私の大変な時期を知っている友人たちからは、
「幸子さんがつえ無しで歩いている!」
「幸子さんが走っている!」と
いちいち驚かれました。
それほど私とつえは一体だったのです。まさに奇跡の回復でした。
25歳になる私の娘は、これまでずっと、私のリハビリに協力してくれていました。
もちろん娘もエゴスキューを実践しています。
そのおかげでしょうか。娘は雑誌の読者モデルをするほど、
抜群のスタイルをしています。
そんな姿を見ていると、エゴスキューは痛みを取るだけでなく、
理想的な体形づくりに役立つことが実感できます。
今も毎日エゴスキューのエクササイズを続け、
家族からあきれられるほど元気に働くことができています。
これからも人生を充実させて行きたいです!