理想的な人生を送るヒント
理想的な人生を送るための方法を、書籍「痛み解消メソッド驚異のエゴスキュー」(ピート・エゴスキュー著)の中で紹介しています。
以下ではその方法を引用していますので、あなたの人生を理想的なものにしていくために、ぜひお役立てください。
行動日記をつける
現代の西洋医学は、生命を脅かすような傷や病気の応急手当には、素晴らしい効果を発揮します。しかし、それ以前に、人間のマスキュロスケレタル(筋骨格)システムには、ほとんどの問題に対処できる応急装置が、生まれつき組み込まれているのです。その装置を働かせるためには、基本的な体の動きの原則を理解し、生活のなかでもっと体を動かすための、ちょっとした工夫をするだけでよいのです。
それには、どうしたらいいのでしょうか? まずは、毎日の自分の行動を記録した日記をつけてみてください。
会社に勤めながら子どもを育てている、エミリーの例を挙げてみましょう。
【エミリーの行動日記】
- 午前中
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- 1. 起床、シャワーを浴びる、着替え、朝食を作る、子どもを自動車で幼稚園に送る。
- 2. 車で仕事に向かう。電話の問い合わせに答える。Eメールをチェックして返事を書く。
- 3. 会議に出る。報告書を読む。
- 4. 求職者に面接。電話をする。昼食を机でとる。
- 午後 仕事から家に帰るまで
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- 5. つまらない会議!
- 6. お客の会社にタクシーで行き、打ち合わせをする。
- 7. タクシーで戻り、外出中のメッセージに答え、メモを書く。
- 8. ロニーとアリスと打ち合わせをして、Eメールを出す。
- 9. 食料品店に行き、買い物をして家に帰る。
- 夜
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- 10. 夕食を用意して食べ、片づける。
- 11. 聖歌隊の練習に行く。
- 12. さらに練習。
- 13. 家に帰り、子どもの宿題を手伝う。
- 14. 仕事をする。Eメールをチェック。
- 15. テレビを見て、寝る。
この行動日記は、あなたの1日とはあまり似ていないかもしれませんが、あなたも自分の行動パターンがわかるようにつけてみてください。「行動パターン」、これがキーワードです。行動を記録することで、自分の「行動パターン」がわかり、自分がどのくらい体を動かしているのかが見えてきます。自分の行動を客観的に見れれば、「行動パターン」は変えられるのです。
この日記をしばらく続けると、自分の行動の分析ができるようになります。どのくらいの時間、車の運転をし、机の前に座り、テレビを見ているか、大体予想してみてください。
「体を動かしている」といっても、実際はどのくらい動いてますか? 体のどこを使っていますか? 短い距離を歩いていますか? 「手を動かしている」といっても、体の周りのほんの狭い範囲だけではありませんか? 腕を何度も何度も、しっかり伸ばすことがありますか?
こうした記録は、行動の分析をするうえで大変重要です。なぜなら、何をしているかがわかるだけでなく、何をしていないかがわかるからです。つまり、この行動の記録があれば、自分の「行動パターン」を変えることができるのです!