理想的な人生を送るヒント

理想的な人生を送るための方法を、書籍「痛み解消メソッド驚異のエゴスキュー」(ピート・エゴスキュー著)の中で紹介しています。

以下ではその方法を引用していますので、あなたの人生を理想的なものにしていくために、ぜひお役立てください。

足の痛み~外反母趾~

◆足の役割
足には、大きくわけて2つの役割があります。直立した体を支えること、歩いたり走ったりする時に、地面から受ける衝撃を吸収し、スムーズに移動することです。足は車でいうと、タイヤのようなものです。体の一番下にあり、直接地面に接触しています。タイヤがないと車が走れないのと同じく、足がなければ、体も移動することができません。スムーズに体を動かす為には、足の裏が毎回地面に正しく着地することがとても重要になります。

◆正しい足の運び方、体重のかけ方
健全な足は、歩いたり、走ったりするときに、「①かかと②親指の付け根(拇指球)③足先」という順番で着地します。もし、このような順番で足が動いていなければ、それは体重を支えている体のどこかに問題がある証拠です。足はこれ以外での足の動き方に適応するようには、デザインされていないのです。ですから、特別な靴をはいたり、靴の中敷を入れて安心している人も多いのですが、実はこのような小細工をしても、気休めにしかなりません。足の痛みの本当の原因である、体全体の歪みを根本から治さなければ、全く意味はないのです。

◆足に多い疾患と痛みの原因
足の裏には、アーチ(弓)形をした土踏まずがあります。建築家はよく理解しているように、アーチというのは非常に強い構造をしています。この足のアーチ形をした土踏まずは、全体重を支え、地面から受ける衝撃を吸収する仕組みになっています。
しかし、なかには「扁平足」と呼ばれる、土踏まずのない足もあります。扁平足は、衝撃を吸収する仕組みがないので、足の裏全体が直接地面についてしまいます。そのため、足の裏に受ける衝撃が、下肢(足)、ひざ、全身に直接伝わり、疲れやすく、ケガもしやすくなります。

また、足の裏がうまく働かなくなると、これをかばうために、ふくらはぎやひざ、股関節、腰の筋肉が、足の代役をつとめようとしはじめます。つまり、足の裏の代わりに、別の筋肉が、体重の移動や足の運びを調節したり、地面についたときの感触、反応を確かめるようになるのです。これらはすべて体にとって正しい働きではないため、足関節、すね、ひざ、股関節、骨盤、腰など、全身の歪みやさまざまな疾患、ケガにつながります。

アメリカでは第二次世界大戦のときに、医師達が「扁平足」を徴兵の採用基準に使いました。というのは、「扁平足」の人たちは、耐久性に乏しく、体のバランスが悪いため、ケガをしやすい、動きがのろい、重い物を運ぶのが苦手、そして、足が疲れやすく、痛みが長く続きやすいなどの問題があったからです。それで、扁平足の人を軍隊に採用しなかったのです。扁平足は軽視されがちですが、あなどれない足の異常なのです。
(中略)

<外反母趾(がいはんぼし)、腱膜瘤(けんまくりゅう)>

外反母趾は、足の親指の付け根が外側に飛び出した状態をいいます。腱膜瘤は、親指の付け根にある少量の液体を含んだ袋(滑液包)が炎症を起こして、痛みとはれを伴ったものです。腱膜瘤は、外反母趾が原因で起こるといわれていますが、根本的な原因は、間違った足の運び方と体重のかけ方によって生じているまさつや圧迫です。足を正しく運び、足に正しく体重をかけるようにすれば、症状は大きく改善されます。

⇒ 外反母趾、その他足の痛みでお困りの方は、是非こちらでご相談ください。