理想的な人生を送るヒント

理想的な人生を送るための方法を、書籍「痛み解消メソッド驚異のエゴスキュー」(ピート・エゴスキュー著)の中で紹介しています。

以下ではその方法を引用していますので、あなたの人生を理想的なものにしていくために、ぜひお役立てください。

1時間ごとに体を動かす

ほとんどの人は、「私はいつも体を動かしていますよ」と言います。それは本当です。しかし、たいていは体の限られた部分しか動かしていないのが現状なのです。人間の体には、187の関節と、600以上もの筋肉があるのです。もし、あなたの行動の記録で、手とひじばかり使っていることがわかったら、肩をもっと動かすべきだとわかるでしょう。行動日記で、あなたの体のどの部分を動かしているのか、また体のどの部分をほんの数分しか動かしていないのかが、はっきりとわかるのです。何時間かおきに、トイレへ5分歩いて行って戻ってきても、5~6時間座ったままでいたことを帳消しにすることはできません。

このことに気がついたら、1時間ごとにパターン化されていない動きを加えます。座っているのなら、立ち上がる。パソコン作業のように、体の前側でしか手を動かしていないのなら、後ろに手を動かす。手だけを忙しく動かしているのなら、速く歩くなどの動きを足にさせます。
以下の「パターン化された動きを変える方法」を参照してください。

【パターン化された動きを変える方法】
  • 両手を頭の上へ伸ばす
  • 腰に手をおいて、体を左右にひねる
  • 頭を左右にまわす
  • 天井を見る
  • 床に座る
  • ひざをつく
  • 鳥のように、腕をバタバタさせる
  • 椅子の上に立つ
  • 片足で立つ

1時間ごとに、このうちの1つの動きをすれば、あまり時間も手間もかからずに、十分に筋肉を刺激することができます。無視されてきた体の機能を使えば、体全体のシステムが強まり向上するのです。一番大切なのは固定化している動きのパターンを、1時間に1度はくずすこと。いろいろな工夫をして、もっともっと体を動かしてみよう(パターンをこわしてみよう)という気持ちになることです。体は、動かせば動かすほど喜びます。すると、ますます自然に体を動かしたくなるのです。

◆日常生活でのちょっとした工夫
よく、「体のゆがみや痛みを起こさないような、仕事やライフスタイルを教えてください」と聞かれますが、実は、その答えはその人の中にあります。どんな状況下であろうと、私たちはいろいろな工夫をすることにより、理想的な仕事やライフスタイル、環境を自分たちで作りだすことができるのです。

その一例を挙げてみましょう。私の友人は、仕事場に車で行くとき、毎日違う場所に駐車します。ある日はわざと急勾配の丘の下に駐車し、目的地まで坂を歩いて上がる。別の日は、数百メートル離れたところに停め、短い散歩を楽しんで仕事場に入る。または公園の端に停めて、ジョギングをして行く。ときには、電車を使ってみる…など、毎回ちょっと違った別な体の機能を使うような通勤の方法を取り入れているのです。